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GOSICK Ⅷ 下 神々の黄昏

 こんばんは。頭が中々回らない中で、文章をひねり出さないとまずいという状況が結構デンジャラス! 明らかに空回ってるの分かってるのに、地味にきつい。


 今回紹介するのは、角川文庫より刊行されている「GOSICK Ⅷ 下 神々の黄昏」。上巻の感想をアップしたのが、確か年明け前でそこからちょっと空いての更新となりました。本当だったら、年内に済ませたかったのに、こればっかりはしょうがないんですかね…。本当マジさーせん。

 ということで、さっそく感想に参ります。今巻の内容としては、戦地へ赴く久城と、生きるために故郷から逃げのびようとするヴィクトリカ、そして自分らしく生きるために懸命に動く各人の歩みと、その結末を描いたもの。前巻の全方面で詰んでる気配ありありな展開から果たして、どう転がるのか…。

 とりあえず、読み終わった感想を端的に言うと、アニメ版よりもファンタジー色が強くて、同時に中々厳しい話になったというのが正直なところ。大まかな流れはほぼ同じなのですが、そこに至るまでの道程―例えば船に乗ってソビュールを離れるシーンなんかは、原作の方がより痛みを伴う描写になっていたような気がします。なんせアニメ版は、ブライアン発狂→崖から落ちる→ぼろぼろの状態で船に乗る→船の中で死ぬ という、ある種自爆ルートだったので。こちらですと、GOSICK世界で語られるところの「旧大陸の魔物」であるが故に命を落としたという描写になっていて、ヴィクトリカの銀髪化もそれに倣った形で影響したと解釈できるようになっていました。それに、ブライアンがいなくなって、一人手配書を見つけた船員から追い立てられるシーンは、原作だけのシーンだったのですが、アニメよりも追い詰められてる感があって、そこがよかったと思います。

 また、描写のきつさという意味では、アニメ版では見事に出番がカットされ気味なアヴリルも久城に負けず劣らず。どこまで描いていいか分かりませんが、彼女もまたこの戦争の中で大切なものを失うことになります。原作基準ですと、彼女に関する描写も結構割かれていて、その中で実は彼女に足りてないもの、逆に彼女が持っていないものをすぐ隣にいるフラニーが持っていたこと、それを最後の最後になって気づかされたこと、それらが連鎖的に繋がって、すごく心を締め付けられました。それだけに、彼女の後日談が描かれなかったのは、結構残念。最近発売された続編「GOSICK RED」の続巻で出てくれればいいんですけど、可能性的にはどんなものなんですかね。個人的にはちょっとでもいいので、出てほしいです。

 そして、久城とヴィクトリカの話に戻すと、二人が互いを思って送ったものが最終的に二人の命をつなぎ、再会へと至る結果になったのは、ある意味女性作家ならではのドラマ性は感じましたね。男性が書いたものですともうちょっとヒロイックな展開があってもおかしくないと思いますし、ここまでえぐい展開にはなかったと思います。いやまあ、個人的にはこのEDで十分ありだと思ってますけど、最後の最後でこういった作風の違いが出るのかと、ちょっと貴重な体験。「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」然り、ドラマ性とえぐい展開の融合が、まさしく桜庭作品という感じ。


 とまあ、こんな感じですかね。丁度何かの巡り会わせか、続編が決まったこのタイミングで読むのを再開し、その上で迎えた一応の最終回。ひとまず大団円を迎えながらも、もう少し彼女たちの活躍を見守りたいと思える、そんな素晴らしい最終巻でした。中盤まで読んでしまったのであれば、是非とも最後まで結末を見届けてほしいです!!

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