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Free! #12 「遥かなるフリー!」(ミラー)

 こんばんは、管理人でございます。フェア合わせで、今さらながらプリズマイリヤ原作本を購入。タイミング的にZwei買って予習してもよかったものの、意外と巻数あったので断念。というか、Zweiって全5巻と地味に長い話なんですね。

 以下、本館からのミラーとなります。向こうでTB送信に失敗したときにお使いください。↓

遥:「今度は俺が見せてやる。見たことのない景色を」
 今回の話は、凛の抱えている問題に、一応の決着を与える話。しかし、ここ数話にわたっての凛の株下がりっぷりは擁護できない…。

 前回ラストにて、リレーの選抜から外された凛は、そのショックを引きずったまま大会当日を迎えます。当然のごとく、そんなメンタルで挑んだ個人フリーがまともな成績を残せるはずなく、ひどく惨めな結果で終了。さらに、それが精神的な追い詰めの更なる要因になったのか、凛は水泳をやめると吐き捨てて、会場を後に。似鳥くんはこいつ捨てて、別の男に乗り換えた方が幸せになれる気がする(マテ

 一方、個人戦での凛の泳ぎを見て、何か異変を感じた遥たちは凛を追いかけて、席を立ちます。すると、向かった先で凛がキレてるところを目撃し、ついでにリレーから外されたことを知ってしまいます。それを聞いて、一番ショックを受けたのは遥。凛の面倒くささもさることながら、遥も相当ですね、これ見ると。凛と戦えることがモチベーションの一つだとしても、あそこまでやられたら唯一事情を知っている怜ちゃんが身を引かざるを得ないじゃないですか。
 大会前に一度は口をつぐんだものの、結局怜ちゃんは昨晩凛から打ち明けられた話を遥たちに聞かせ、凛を救うための道筋を示してやることに。唯一過去とのしがらみのない怜ちゃんだからこそ、冷静に物事を見渡して、みんなが幸せになる方法を提示したというのがまたいいですね。たとえ、それが自分にとってちょっと悔しい話だとしても。彼が妙に大人に見えてしょうがないっす。

 ともあれ、試合始まるまであまり時間がない中で、遥たちは凛を捜索。人海戦術(?)ということで手分けして探していますが、見つけるのはやっぱり遥なんですよねぇ。自暴自棄になって、昔学校にあった桜の木の下で黄昏てて、そこにあたりを付けて見つけちゃうあたりどんだけって話もありますが、その辺は置いておくとして、どこまでも頑なに自虐に走る凛に対して、自分にとっての凛がどういう存在なのかを語り、凛の本音を引き出すのはさすがといったところ。そんでもって、怜ちゃんは本当空気読むよね…。

 そして、迎えた試合本番。時間ぎりぎりで到着した遥たちですが、案の定凛が混ざってるというね…。展開的に十分予想できた話ではありますが、これは若干やっちゃった感があるのも事実。オチを最初に行っちゃうと、当然違反行為で失格。下手すると、年単位での出場停止なんて可能性もあるのですが、その辺はフィクションなので野暮ということで。というか、怜ちゃんが解説役で客席に戻ってきたところで噴いたwww
 それにしても、水泳の描写に関しては、各人のスタイルというか泳法と個人のマッチ度がよく分かる演出でかっこよかったですね。本来水が苦手な真琴なら、逆に水を支配して豪快に泳いでいて、渚ならイルカのごとく一気にグイっと伸びてくる泳ぎ。凛の場合は、今までがぼっち戦用のフリーだったのがチームで戦う用のバッタ、最後に遥は、やはり物理的にも精神的にも自由な泳ぎ。ただ、そこに仲間への想いを少し乗せていて…上手く言語化できませんが、これが彼らのチームの本来の姿なんだと、それを感じるには十分すぎる内容でした。

 その後の話ですが、結局凛は鮫柄水泳部に残留。責任を取って退部する心づもりもありましたが、御子柴部長の采配でそれは却下。代わりに、チームの一員として貢献することを命じられます。凛自身に関しては、ようやく本当の意味で父親の呪縛から解き放たれ、心機一転自らの意志でオリンピックを目指すことを宣言。たとえチームはばらばらでも、あの日のチームは、あるいはそこに怜ちゃんを加えたチームは永遠である、まさにそれを思わせるラストでした。


 というわけで、今回で最終回である本作品ですが、無難なところで収まった部分、明らかにやりすぎな部分どちらもあれど、いい最終回だったとは思います。原案となった小説「ハイ☆スピード!」からのフィードバックも効果的に行われていましたし、人間ドラマの描き方としてはかなり上等な部類だったかと。まあ、凛がうざったいくらいに女々しく思えたのはアレだとは思いますが、それでも最終的には綺麗な状態に戻れて、いい形でまとまったなと感じました。とりあえず、似鳥くんの大逆転ホームランおめでとう! 正直、ただヤリ捨てられるポジションだと思ってただけに、あの結末はかなり予想外。

 次回からは、同じく京都アニメーション制作の「境界の彼方」。おそらく、曜日据え置きで感想は書いていきたいと思うので、よろしければまたお付き合いいただけるとありがたいです。


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