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イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い

 こんばんは、管理人でございます。ついさっきの話ですが、1年と数か月ぶりくらいにTwitterアイコンを変更しました。通算で、今回のが3代目…だったかな? とりあえず、今回のはおそらく「何のやつ?」と突っ込まれることがそうそうないと思いますので、がしがし宣伝していこうと思いますぜ!

 今回紹介するのは、富士見ファンタジア文庫より刊行されている「イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い」。この作品は、第18回ファンタジア文庫長編小説賞佳作を受賞した作品で、後に「黄昏色の詠使い」と呼ばれることになるシリーズの第一作。作者の細音啓さんといえば、同レーベルで発表している「氷結鏡界のエデン」「不完全神聖機関イリス」でもお馴染みですが、見ての通りこの作品がデビュー作となります。ちなみに、このタイミングであえてこれを引っ張り出してきたのは、単純に今住んでいる地区の図書館で扱っているというだけで、何か裏があってというわけではありません。


 というわけで、さっそく感想に参ります。まず、今作の概要としては、色を司る触媒と詠唱を合わせることで生み出される「名詠式」と呼ばれる召喚魔法がある世界を舞台に、見果てぬ夢を誓い合った1組の男女の、世代を超えた約束の話、と言ったところでしょうか。話の構成的に、誰が主人公で、誰がヒロインかという部分が若干ややこしいところではありますが、少なくとも一作目となるこの作品においては、「生ける伝説」と称される名詠士:カインツが主人公、幼き日に彼と夢を誓い合った少女:イブマリーがヒロイン という意味合いが強いかなと。続巻のあとがきを見るに、各巻ごとに主人公、もといスポットが変わる構成らしく、今巻ではこの二人の話が色濃く出てしまった模様(色をテーマにしてるだけにね!)

 そして、ここからは少し中身に触れた話になるのですが、やはりこの作品の肝となったのは、自分のことを支えてくれる誰かの存在なんじゃないかと、そう思えます。メインになったカインツとイブマリーの話もそうですが、おそらく物語的な主人公ポジションであるネイトとクルーエルに関しても同じことが言えます。
 カインツとイブマリーの話を例に出すと、二人の抱いた夢と言うのは対極でありながらも同じベクトルなものの、どちらにしても茨の道であるのは変わりません。おまけに、イブマリーには「先天性の病」というタイムリミットがあり、それまでに事を成さねばならないというプレッシャーを抱えているわけで、精神的にも割と追いつめられるというのは想像に難くありません。カインツにしても、まともにやっていたら一生を費やすレベルの夢で、成功するかどうかすら定かではありません。そんな二人が出会い、夢を誓い合う行為を重ねること、そこに大きな意味があると感じました。具体的に言えば、自分以外の理解者がいることへの安寧、努力を続ける理由づけの強化、そういった心理的な部分。

 また、ネイトとクルーエルに話を移すと、出会いと結びつきによって越えられるようになる壁もあるんだなと、そういった理由づけにも用いられていると思いました。要するに、一人で成し遂げられない高みを目指す時、支えてくれる誰かの存在が助けになることもあるし、はたまた自分自身が誰かの助けになることもある、そういった部分を抽出して、そこにファンタジー要素を絡めたのがこの作品なんだなと。それだけに、すごく王道のボーイミーツガール系ファンタジーに仕上がっていて、言い方が悪いですが、卑怯なくらいにうまく纏まっています。若干被せすぎなきらいがあること、「色」をテーマに据えたことのベタ感は否めないものの、それを差し引いても上等なファンタジーでした。


 と、こんな感じですかね。以前、某所でこの作品のコピペを見たときにやや尻込みするような要素を感じていて、中々読む機会に恵まれませんでしたが、今回このタイミングでこの作品を読めたのはよかったです。続巻も、是非追いかけたいところ。

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