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生徒会の金蘭
こんばんは、管理人です。本館の方の記事作成に思いのほか時間使ってしまったので、ここいらでペースを上げていきたいという所存であります。
今回紹介するのは、富士見ファンタジア文庫より刊行されている「生徒会の金蘭」。ご存じ「生徒会の一存」シリーズの1冊で、こちらは生徒会メンバーに加えてその身内(主にクラスメイトたち)に焦点を当てた番外シリーズの第6巻。表紙を飾るのは、元々は妄想中のキャラだったのに、何を間違えたのかリアルブートして、挙句主人公:杉崎 のクラスメイトになってしまった中目黒(男)。何でセーラー服着てるとか、突っ込みどころは山のように星のようにありますが、とりあえず置いておく方向でお願いしますw あと、今週は「生徒会の一存」シリーズ特集と言うことで、刊行順で3連続続ける予定です。
そんなわけで、さっそく感想に参ります。今巻の中心となるのは、前巻「生徒会の木陰」より続く、2-B組の恋の行方やその他諸々を描いた「完結編」の後編。前巻が、確か宇宙姉弟がそれぞれの意中の相手に想いを告げる一方で、アイドルをやってる宇宙姉弟の姉:巡 のスキャンダル(相手は杉崎)が発覚し、その容疑者として挙がったのがクラスメイトの中目黒だったとか、そんな話でしたが、今巻では真相を解明するにあたって今までなんとなくしか描かれていなかった中目黒の過去がクローズアップされていました。今までは、虐めから逃げてきたという話しか出てきませんでしたが、聞けば聞くほどに面倒くさくて歪められてて、これはひどいなと、読んでて思わず口走りそうでした。
そして、それらの事柄を繋げるうえで登場するのが、新キャラにして中目黒の元クラスメイトのつばき。ある意味、彼女が全ての発端にして元凶なのですが、これはちょっと攻めたらアカンですよね…。若干ヤンデレのきらいがあるのは認めざるを得ないですけど。
さて、ここで読み終わった感想を端的に述べると、杉崎の完璧超人であってそうではない部分と、杉崎とは違うベクトルで中目黒を応援しようと考える宇宙姉弟…そのあたりの描写がすごくよかったなと、思いました。杉崎の場合、かつて悲しい結果に終わった恋愛を経て、誰もが幸せになれる関係(≒ハーレム)を築こうと考え、そのために努力を重ねていましたが、ぶっちゃけた話、それは自分の傍から誰かがいなくならないでほしいという願望によるものであると、そういう風にも考えられます。さらに言ってしまうと、無意識に自分=守る側の人間 だと認識し、「守る」と認識した人間とは対等とは言いがたい関係性しか生まれません。対して、宇宙姉弟の考え方と言うと、あくまでも同じ目線で対等に見ていて、守るというよりも見守る・応援するという考え。よもや、ここに来て杉崎があっさり論破される展開が来るとは思いませんでしたが、そこに至るまでの描写があってこういう展開が…と思うと、意外なほどにストンと理解できましたね。普段あれだけバカ話やってるのに、こういうところで一気に落としてくるのはマジ反則ですわ。
あと、このほかに収録されてた話に焦点を当てると、こちらは色物系が多かったという印象。タイトルに「生徒会」と入ってるのに生徒会メンバーじゃないグループがメイン張ってたり、とにかくぶっこんでみた話だったり、もはや誰とも知れないキャラがメインを張ってたり、実験的な色合いが強かったと思いました。とりあえず、「偽生徒会の一存」はキャスティング的にもオチ的にも触れちゃならない恐ろしさを感じましたww
こんな感じですかね。作者曰く、ここからは最終回ラッシュが続くとのことですので、ある程度気を引き締めて読んだ方がいいと思います。さもないと、2週間くらい前の自分みたいに、不覚にも泣く羽目になるので。いや、別に泣くのが悪いわけじゃないですよ??
ともあれ、この辺で〆たいと思います。最終的な感想は、また違うところに載せる予定。

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今回紹介するのは、富士見ファンタジア文庫より刊行されている「生徒会の金蘭」。ご存じ「生徒会の一存」シリーズの1冊で、こちらは生徒会メンバーに加えてその身内(主にクラスメイトたち)に焦点を当てた番外シリーズの第6巻。表紙を飾るのは、元々は妄想中のキャラだったのに、何を間違えたのかリアルブートして、挙句主人公:杉崎 のクラスメイトになってしまった中目黒(男)。何でセーラー服着てるとか、突っ込みどころは山のように星のようにありますが、とりあえず置いておく方向でお願いしますw あと、今週は「生徒会の一存」シリーズ特集と言うことで、刊行順で3連続続ける予定です。
そんなわけで、さっそく感想に参ります。今巻の中心となるのは、前巻「生徒会の木陰」より続く、2-B組の恋の行方やその他諸々を描いた「完結編」の後編。前巻が、確か宇宙姉弟がそれぞれの意中の相手に想いを告げる一方で、アイドルをやってる宇宙姉弟の姉:巡 のスキャンダル(相手は杉崎)が発覚し、その容疑者として挙がったのがクラスメイトの中目黒だったとか、そんな話でしたが、今巻では真相を解明するにあたって今までなんとなくしか描かれていなかった中目黒の過去がクローズアップされていました。今までは、虐めから逃げてきたという話しか出てきませんでしたが、聞けば聞くほどに面倒くさくて歪められてて、これはひどいなと、読んでて思わず口走りそうでした。
そして、それらの事柄を繋げるうえで登場するのが、新キャラにして中目黒の元クラスメイトのつばき。ある意味、彼女が全ての発端にして元凶なのですが、これはちょっと攻めたらアカンですよね…。若干ヤンデレのきらいがあるのは認めざるを得ないですけど。
さて、ここで読み終わった感想を端的に述べると、杉崎の完璧超人であってそうではない部分と、杉崎とは違うベクトルで中目黒を応援しようと考える宇宙姉弟…そのあたりの描写がすごくよかったなと、思いました。杉崎の場合、かつて悲しい結果に終わった恋愛を経て、誰もが幸せになれる関係(≒ハーレム)を築こうと考え、そのために努力を重ねていましたが、ぶっちゃけた話、それは自分の傍から誰かがいなくならないでほしいという願望によるものであると、そういう風にも考えられます。さらに言ってしまうと、無意識に自分=守る側の人間 だと認識し、「守る」と認識した人間とは対等とは言いがたい関係性しか生まれません。対して、宇宙姉弟の考え方と言うと、あくまでも同じ目線で対等に見ていて、守るというよりも見守る・応援するという考え。よもや、ここに来て杉崎があっさり論破される展開が来るとは思いませんでしたが、そこに至るまでの描写があってこういう展開が…と思うと、意外なほどにストンと理解できましたね。普段あれだけバカ話やってるのに、こういうところで一気に落としてくるのはマジ反則ですわ。
あと、このほかに収録されてた話に焦点を当てると、こちらは色物系が多かったという印象。タイトルに「生徒会」と入ってるのに生徒会メンバーじゃないグループがメイン張ってたり、とにかくぶっこんでみた話だったり、もはや誰とも知れないキャラがメインを張ってたり、実験的な色合いが強かったと思いました。とりあえず、「偽生徒会の一存」はキャスティング的にもオチ的にも触れちゃならない恐ろしさを感じましたww
こんな感じですかね。作者曰く、ここからは最終回ラッシュが続くとのことですので、ある程度気を引き締めて読んだ方がいいと思います。さもないと、2週間くらい前の自分みたいに、不覚にも泣く羽目になるので。いや、別に泣くのが悪いわけじゃないですよ??
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