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ルナティック・ムーン 5

 こんばんは、管理人でございます。何か思いの他、作業の進みが遅くなっていて、ちょっと焦り。このままじゃ本題に入れない(ショボーン)。

 今回紹介するのは、電撃文庫より刊行されている「ルナティック・ムーン」の第5巻。いよいよ月一企画のシリーズラストとなる今回ですが、今回はいつもとは違う意味でちょっと難産だったり。ここまで時間取れないとは思わなかった…。

 ということで、さっそく感想に参ります。今巻の内容としては、全ての関係性の収束と選択を描いた話。前巻までの話で、大分話が壮大になったような気がしたような感じもしたんですが、その辺りについて問いただしたいことがあるので、後で触れたいと思います。
 まずはそうですね、この作品の落としどころと言うか結論についての話から。あくまでも個人的な意見ですが、「世界」という一見壮大なものに対して、この作品のキャラ達が選び取ったのは同じ「世界」でも、もっと小さなものだったのではないかと感じました。某鋼のなんちゃら理論で言うところの「全は一、一は全」というのと似たようなものではないかと思えます。例えばルナ・イルにとっての世界が何かというと、すなわち今まで守られてきた人によって切り開かれた今と未来。ひいては、それを経て出会った大切な人。それを守るために、否定しないために剣を取り戦っていました。

 敵方としてエデンを壊す側に立っていたロイドや、それぞれ違う目的でエデンに留まり、目的を果たそうとしたカロマインやレインたちについてもある種似たようなことが言えます。ロイドはかつて味わった絶望から世界を変えるために新たな世界を作り、カロマインは幼き日に自分の世界そのものだったロイドを求め、レインは若かりし日の想いと今の自分がやるべきことを抱いて行動に移し、いずれも自分の手の届く、必死に伸ばす範囲での行動に限定されています。まあ、世界自体、そういった営みで出来てると言ってもいいんですが。

 ただ、そんな個人がそれぞれ自分の世界を守るために戦うという状況なだけに、どうしても最終的にミクロな世界に落ち着いてしまい、散々煽ってきた壮大な世界観が吹っ飛んでしまったのが結構残念。特に、作戦がどんどんボロボロになって、ドヤ顔がどんどん曇っていく黒幕のガッカリ感は何とも形容しがたい。これだけ動揺が見えると、小物ってレベルですらなく、何といっていいのか分からないwww 
 まあ、最終的にああいう終わり方するだけに、全部が全部計画倒れとまでは言えないんですけど。とりあえず、メインシーとトマズの両名が思わせぶりな描写があった割にあの結末で落ち着いたのが納得できないわけで。


 とまあ、こんな感じでしょうか。最終巻ということで、単体の面白さとは別にシリーズの締めとしての纏まり具合も別途見るべきなわけですけど、まとまりと言う意味ではまあそこそこってところですかね。最終的にこじんまりした一方で、キャラクター同士の関係性には一通り決着つきましたし、ディストピアものとして着地点は妥当なところ。ただし、これが作者のデビュー作と言うだけあって、若干の拙さは否めないのも事実。機会があれば、作者の別作品を比較する意味で読んでみたい、少なくともそう思わせるだけの面白さはある作品でした。本当にありがとうございました。

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☆ネットラジオ・トラックバックテーマ企画 「デジモンアドベンチャー15周年記念企画!!」 無限大な夢のあとの続き!劇場版デジモンアドベンチャーぼくらのウォーゲームを語りましょう!

 こんばんは、管理人でございます。今回はちょっと特別企画用ということで、普段の予定を変更して更新。まあ、お馴染みのあれです。

記事は、以下より↓

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ルナティック・ムーン 4

 こんばんは、管理人でございます。やっぱり、ペース速めで酒飲むのは駄目だね。危うく潰れるところだった。


 今回紹介するのは、電撃文庫より刊行されている「ルナティック・ムーン」の第4巻。恒例の月一企画ということで、そろそろ終盤差し掛かってきてるので、やるなら次の企画について考える頃合いかなと。ちなみに、本館の方は少々特別企画進行中ということで、ハイスコアガール終了後は一旦お休み予定。まあ、ぶっちゃけた話、余計に死にそうになるくらいアホなことやるんですけど。

 ということで、さっそく感想に参ります。今巻の内容としては、ついに明かされる世界の仕組みとエデン上層部の思惑、それを知った上でのルナたちの選択を描いた話。前巻から半年後ということで、一気に位階が上がってるルナに驚きましたが、これは巻き入ってるってことを物語ってるのではと思いつつ、早々に本題に差し掛かりましたね。
本題というのは他でもない、前巻で初登場の裏切りの稀存種:ロイド の裏切りの理由。簡単に説明すると、稀存種として完全なる覚醒を果たした際に引き起こされた行動、そこに全ての答えがありました。結局、稀存種というのがどんな存在かというと、それはある種のシステム。作中では機械仕掛けとかその類の言葉で表現されていましたが、ぶっちゃけると人ですらない。故に、能力は記憶と共に引き継がれ、実質永遠に生き続ける象徴とも言えます。
 で、何が言いたいかというと、今までにも確か描写あったと思いますが、稀存種が稀存種として覚醒するにはいくつか段階踏む必要があって、ロイドが壊れた理由もそこにありました。言うなれば、一種の悲劇とも言えるんですが、同じように強制的な覚醒を促されたルナがああなったということは、ただそれだけでもないなと。あのとき、もしもロイドにルナにとってのシオンのような存在が傍にいたら…あくまでも「たられば」の話になってしまいますが、本当巡り会わせが悪かった。その上、もはや止まることもできないのが非常に立ち悪い。愉悦部代表のエンダ、まじ性悪!!

 そして、もう一つ。今までの話を踏まえた上で、エデンの目的もようやく明かされます。こっちもこっちで面倒な話で、エデン(≠ウェポン)が純血種の集まりであるというのが全てを物語ってますよね。の割に、全ての鍵が稀存種というのがまた皮肉…。
 それでいて、案の定上の人間がとことん小物で笑いました。余裕の表情が1巻も持たないって情けないってレベルですらねえwww こうなったら、抹消個体に全てを期待するしかない…。

 あと、すっかり書き忘れましたが、ルナとシオン、この二人についても大いなる選択を求められるときが来ました。痛みを抱えながら、それでも歩き続けるしかない彼ら。彼らの行く先に待っているのか希望か絶望か。


とまあ、こんな感じですか。いよいよ完結直前ということで、話が一気に動き出すわけですが、やはり中二ものとしては正しく上等なもの。なので、改めて学生時代に巡りあいたかったなと後悔。
 何にしても、次でラストなので、最後までつきあいたい所存。

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ルナティック・ムーン 3

 こんばんは、管理人でございます。休みの予定がようやく確定したところで、そこにちょいちょいスケジュールを組み込み中。実質2週間程度ですが、その間は平日本番出す!


 今回紹介するのは、電撃文庫より刊行されている「ルナティック・ムーン」の第3巻。恒例の月一企画、そろそろ折り返し突入ということで、本編も若干シリアス突入。そして、まだ次が読めてないので、早く読まねばw

 ということで、さっそく感想に参ります。今巻の内容としては、1巻から脈々と続いているシオンの苦悩、そこに一応の決着を与えるための話。全部話してると長くなるのでかなり端折りますが、彼女の悩みは一言で言えばアイデンティティの欠落。生まれながらにして変異を持つ変異種、それはすなわち差別の対象になるわけで、幼き日の彼女も例外ではありませんでした。同年代の子供からはひどい虐めを受け、両親は純血である弟を溺愛し、彼女を一人の人間として扱う人は皆無。そんな中で起こった、総てを崩壊させた事件。今巻では今までの話に加え、新たな事実が提示されるのですが、何といいますかものすごいとばっちり感。結局、シオンは無駄に罪を犯しただけとか報われねえ…。
 ただ、それが全部悪いことかというとそうではなく、むしろそうだったからこそ巡ってきた出会いというのもあります。言うまでもなくイルとのことですが、最初出会ったときと3巻時点では立ち位置が大分変っていたというのが象徴的でしたね。いつの間にか歩き方を覚え、手探りながらも前を進むイルに対し、雁字搦めで全く前に進めないシオン、この二人は良くも悪くも好対照。だからこそ、拠り所になりうるところがあって、今巻でようやくそれが形になったと、そう思いました。

 そんな中、今回2つほど新たな事項が出てきました。一つは、エデンないし「バベル」への反抗組織の存在発覚、もう一つは新たな稀存種の発見。実のところ、前者も稀存種絡みの話なのですが、これらを踏まえると、大分エデンがきな臭い感じに思えてきます。その果てにイルが何を選び取るのか、それが作品通してのテーマなんでしょうが、今巻みたいな展開があったなら、シオンがそこに介入する余地があってほしいところ。


 とまあ、こんな感じでしょうか。2巻がちょっとイマイチに思えましたが、3巻で大分盛り返しましたね。1巻からずっと引っ張っていた件がようやく一区切りついて、ある意味「いい最終回だった」展開だったわけですしw 話的にはここから本題と言ったところですが。

 残り2巻で完結とのことなので、ここから先どう締めていくのか、楽しみにしています。

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ルナティック・ムーン 2

 こんばんは、管理人でございます。近頃、同期入社の男性とちょくちょくメールのやりとりしてるんですが、メールの文面見てると何かアップダウンの激しさと脈絡のなさが顕著だなって思えてならない。他の人に言わせると、ちょっとした鬱入ってるんじゃないかとも言われてますけど、少なくともかなり不安定なのは間違いないと思う。


 今回紹介するのは、電撃文庫より刊行されている「ルナティック・ムーン」の第2巻。とりあえず、月例企画進行中ということで、先月に引き続きの第2回目をお届けします。ぶっちゃけた話、読むペースが大分管理人の都合とテンションに依存されるので大変な部分はありますが、まあどうにかこうにか。あと、本館用のあれもぼちぼち書き始めなので、予定を押さないかが今から不安。(無事かけましたw)

 ということで、さっそく感想に参ります。今巻の内容としては、エデンにやってきたルナと、前巻で負った怪我の療養中のシオン、彼らの視点を切り替えながら、事件を追っていく話。前巻が結構いい話…といいますか、ぶっちゃけると単巻で終わることを想定して書かれたものがベースなので綺麗にまとまっていたわけですが、今巻は当然ながら話を広げる方向に持っていったような、そんな印象を受けました。

 まず、個人的に今巻のテーマを抜き出すと、「意識改革」という言葉が比較的しっくりくるのではないかと思います。今巻の話をざっくりと説明すると、ルナにしてもシオンにしても、前巻の戦いを経て何か変わったというわけでなく、ただ置かれている環境が微妙に変わっただけで非常に生きにくい性格を強いられている。しかし、それぞれ入口が別の、違う事件に巻き込まれたことで何かを掴む、そういう話でした。
 時折、環境が変われば何とやらとも言われますが、管理人に言わせれば、それだけでは足りないんですよね。確かに、それは要因の一つではあるのですが、決して決定打ではない。あくまで決定打となりうるのは、人との出会いや心の整理などといった「きっかけ」。今巻の話で言えば、損得勘定の関わらない初めての関係性だったり、自身に向けられた純粋な気持ちがそれに当たります。

 結局の話、認識が変わらない限り、人ってどこにいても、どんな状況にあってもそうは変わらないんですよ。だからこそ、似た悩みを持ち合わせ、それぞれ苦悩するルナとシオンの視点をザッピング及びそれぞれ別のところで活躍させるような構成にしたのは面白いなと思いました。何といいますか、それぞれの世界でそれぞれの解答が待っていた的な、そんなフィット感がありましたし。

 そして、シリーズ化が決まったということで、ルナと同じく稀存種に関する設定や、背後でうごめく陰謀なんかもちらほら。この辺は話が進まないと何とも言い難い部分ではあるんですが、少なくとも組織の内ゲバ感がやばいw ここまでもめまくってると、最終的に崩壊するか無能化するかの二択しか思いつかないww


 とまあ、こんなところですか。前巻が結構かっちり嵌っていて、拙いながらも面白いなと思いましたが、今巻はちょっと狙いすぎてそれが上滑りしてるのではないかと思いました。加えて、また技術が拙いのが結構モロに出てしまい、結果として首を傾げるところも。悪いとは言いませんが、もうちょっと頑張れと思えた、そんな1冊でした。

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