神様のいない日曜日 Ⅶ
こんばんは、管理人でございます。ちょっと時間が押しているので、前置きは抜きにして進めたいと思います。
今回紹介するのは、富士見ファンタジア文庫より刊行されている「神様のいない日曜日」の7巻。本館及び当ブログではお馴染みと言っていいシリーズですが、ついに何かしらの動きが見られました。こちらの帯によると、今年の秋に「重大企画の発表」とやらが行われるらしいと。伏字の方が○○○化となっているのと、すでにコミック&ドラマCD化はされているあたり、おのずと選択肢は絞られてきますが、わりと初期の方から追いかけている自分としては、本当にわくわくが抑えきれそうもないです。
さて、その話はまた話が進展したときに取っておくとして、さっそく感想に移りたいと思います。今巻の内容としては、原作5巻から続いている、墓守としての使命を見失った主人公アイが再び立ち上がるまでの話、それと原作6巻からの魔女裁判の結末、それと騒動の発端の一端とも言える「黒面」の関係者たるイソラ登場、この3点がメインとなっております。原作者曰く、5巻から7巻までの流れが今までの集大成、と言う話でしたが、その言葉に裏付けられる通り、まさしくクライマックスとふさわしい展開でしたね。それこそ、読んでいて「これ・・・終わるのか?」と錯覚するくらいにw そもそも、売り上げ的にもあまり良いとは言えませんし、常に打ち切りの危機に怯えている身としては、マジで冗談で済まされませんわ・・・。ちなみに、まだ終わらないみたいなので、その辺はあしからずw
そして、ここからはもうちょっと内容に踏み込んだ話。毎度おなじみの巻ごとのテーマですが、今回は「原点回帰」という言葉をテーマとして据えたいと思います。
作品の世界は、知っての通り様々な変化が生じています。例えば、作中基準で15年前から子供が生まれなくなったという変化が起きましたし、それに伴い死の概念さえも変わっています。また、作品のスタート時点からこの巻に至るまでの間でも、傷持ちの心境を始めとした変化が常に起こっています。そして、その中でもここ数巻に渡る問題となっているアイの目的の変化と、どうあるべきかの選択、こちらに一応の結論を表明しているのが今巻となっております。
ここで先ほど述べた「原点回帰」という言葉を使わせていただきますが、要するにアイの苦悩の行き着く先はそこでした。当初の彼女の主張としては「夢があって、故に自分が存在する」というもので、故に夢を失った彼女がなぜ存在し続けるか、と言う部分にスポットが当たっていました。しかし、ディーに言わせれば、それは逆。「夢があって、その上に自分がある」のではなく、「自分がいて、その上に夢がある」。つまり、そもそもスタート地点からボタンのかけ間違いは始まっているわけで、そこを軌道修正したらまた上手く回るようになったと。何か書いてて、頭がこんがらがりそうですが、一見普通のことみたいに思えることをまるで目から鱗が落ちたような反応を見せるあたり、彼女がどれだけ今までずれていたのかを象徴する話だったなと。
また、今回の敵ポジションだったマダムにしても、「原点回帰」という言葉は当てはまると思います。彼女の歪みはそれこそ生者であるときに抱いていたものであり、彼女が「我儘」になったときに現れたのは、その当時のこと。アイとは別の意味ですが、彼女もまた原点へ戻ったと言えます。
あと、今回の大きな流れとしては、黒面を作り出したイソラがとうとう登場。ある種アイと似たカリスマ性を感じましたが、登場早々死亡ってw まあ、この世界での死≠世界からの退場と言うわけじゃないので、彼女が本格的に活躍するであろう次巻以降が非常に楽しみ。それに、今回明かされた黒面の設定やら、結構本格的に動いているらしいオルタスやら、あちらこちらに物語を動かす要素が散らばっているので、そちらも併せて気になるところ。
とりあえず、こんな感じですかね。ひとまず、これにて一段落ついたので、まとめて読むならここら辺まで買うのもアリかと。
そして、秋の発表に向けて、全力で待機したいと思います。今回もいい出来でした!

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今回紹介するのは、富士見ファンタジア文庫より刊行されている「神様のいない日曜日」の7巻。本館及び当ブログではお馴染みと言っていいシリーズですが、ついに何かしらの動きが見られました。こちらの帯によると、今年の秋に「重大企画の発表」とやらが行われるらしいと。伏字の方が○○○化となっているのと、すでにコミック&ドラマCD化はされているあたり、おのずと選択肢は絞られてきますが、わりと初期の方から追いかけている自分としては、本当にわくわくが抑えきれそうもないです。
さて、その話はまた話が進展したときに取っておくとして、さっそく感想に移りたいと思います。今巻の内容としては、原作5巻から続いている、墓守としての使命を見失った主人公アイが再び立ち上がるまでの話、それと原作6巻からの魔女裁判の結末、それと騒動の発端の一端とも言える「黒面」の関係者たるイソラ登場、この3点がメインとなっております。原作者曰く、5巻から7巻までの流れが今までの集大成、と言う話でしたが、その言葉に裏付けられる通り、まさしくクライマックスとふさわしい展開でしたね。それこそ、読んでいて「これ・・・終わるのか?」と錯覚するくらいにw そもそも、売り上げ的にもあまり良いとは言えませんし、常に打ち切りの危機に怯えている身としては、マジで冗談で済まされませんわ・・・。ちなみに、まだ終わらないみたいなので、その辺はあしからずw
そして、ここからはもうちょっと内容に踏み込んだ話。毎度おなじみの巻ごとのテーマですが、今回は「原点回帰」という言葉をテーマとして据えたいと思います。
作品の世界は、知っての通り様々な変化が生じています。例えば、作中基準で15年前から子供が生まれなくなったという変化が起きましたし、それに伴い死の概念さえも変わっています。また、作品のスタート時点からこの巻に至るまでの間でも、傷持ちの心境を始めとした変化が常に起こっています。そして、その中でもここ数巻に渡る問題となっているアイの目的の変化と、どうあるべきかの選択、こちらに一応の結論を表明しているのが今巻となっております。
ここで先ほど述べた「原点回帰」という言葉を使わせていただきますが、要するにアイの苦悩の行き着く先はそこでした。当初の彼女の主張としては「夢があって、故に自分が存在する」というもので、故に夢を失った彼女がなぜ存在し続けるか、と言う部分にスポットが当たっていました。しかし、ディーに言わせれば、それは逆。「夢があって、その上に自分がある」のではなく、「自分がいて、その上に夢がある」。つまり、そもそもスタート地点からボタンのかけ間違いは始まっているわけで、そこを軌道修正したらまた上手く回るようになったと。何か書いてて、頭がこんがらがりそうですが、一見普通のことみたいに思えることをまるで目から鱗が落ちたような反応を見せるあたり、彼女がどれだけ今までずれていたのかを象徴する話だったなと。
また、今回の敵ポジションだったマダムにしても、「原点回帰」という言葉は当てはまると思います。彼女の歪みはそれこそ生者であるときに抱いていたものであり、彼女が「我儘」になったときに現れたのは、その当時のこと。アイとは別の意味ですが、彼女もまた原点へ戻ったと言えます。
あと、今回の大きな流れとしては、黒面を作り出したイソラがとうとう登場。ある種アイと似たカリスマ性を感じましたが、登場早々死亡ってw まあ、この世界での死≠世界からの退場と言うわけじゃないので、彼女が本格的に活躍するであろう次巻以降が非常に楽しみ。それに、今回明かされた黒面の設定やら、結構本格的に動いているらしいオルタスやら、あちらこちらに物語を動かす要素が散らばっているので、そちらも併せて気になるところ。
とりあえず、こんな感じですかね。ひとまず、これにて一段落ついたので、まとめて読むならここら辺まで買うのもアリかと。
そして、秋の発表に向けて、全力で待機したいと思います。今回もいい出来でした!
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